仕事を押しつけられた時「敵を作らず」かわすワザ 相手を責めず言いたいことはしっかり伝えよう

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相談
相談するときの「NG例と言い換え例」をご紹介します(写真:アン・デオール/PIXTA)
仕事がうまくまわらなくなったとき、責任感が強い人ほど、ひとりで抱え込み、相談を後回しにしがちです。でも本来、相談とは最終手段ではなく、最初の一歩。
もっと気軽に相談ができれば、問題にぶつかって立ち止まってしまったときも、するっと抜け出すことができます。
新著『仕事で悩まない人の相談力』では、誰も教えてくれなかった、具体的で、かんたんな相談の方法が紹介されています。 
同書より一部を抜粋し、3回にわたってお届けします。

前々回記事:『相談できない人が陥る「行き詰まり」パターン5つ』

前回記事:『上司に「今ちょっといいですか?」は微妙な理由』

相談するときの「NG例と言い換え例」4つ

相談フレーズ①
資料を作ったのですが、どうでしょうか?

この表現でいいのか迷っているので、ご意見を伺いたいです

資料を作って提出するとき、ただ「資料を作りました」「どうでしょうか」と言っていませんか?

どんなにキャリアを重ねても、自分が作成したものを完璧だと思えることはなかなかありません。だからこそ、客観的な意見を聞いて、よりよいものを目指していくことが大切です。書類などをブラッシュアップするために行う相談の場では、具体的な質問をすると、「デキるな」と思われます。

そもそも質問は、漠然とではなく具体的にすべきもの。例えば「研修どうだった?」など漠然とした質問では、相手はどう答えたらいいかわかりません。

「この表現でいいのか迷っている」など、まずは自分が気になっているポイントを提示します。上司が答えてくれたら、そのほかの点や全体的なまとまりはどうかなど、具体的な質問を重ねていくといいでしょう。

相談フレーズ②
これは私の仕事じゃないと思いますけど?

役割分担があいまいだと感じるので、一度確認しませんか?

チーム内で誰かと一緒に仕事するとき、面倒なことをこちらに押し付けてくる人っているものです。また、本当は自分の仕事なのに、それを他人に押し付ける人もいます。正直イラッとしてしまいますよね。

次ページ可視化することで、相手もずるい言動を取れなくなる
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