担当外の仕事依頼、不快感を与えずにかわす方法 「今手一杯でして…」だけでは不十分な理由

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我慢しない、侮らせないビジネスパーソンの処世術 戦略としてのずるいマナー
相手を気持ちよくさせつつ、頼まれごとを上手にかわす方法をご紹介します(写真:KY/PIXTA)
帰り支度をしていたら仕事を頼まれた! 私の担当じゃないのに相談された! そんなとき、はっきり断るのも場の空気を悪くしそうで、困りますね。本稿では、『我慢しない、侮らせないビジネスパーソンの処世術 戦略としてのずるいマナー』から一部抜粋・再構成のうえ、相手を気持ちよくさせつつ、頼まれごとを上手にかわす方法をご紹介します。

「制限つき」でやる気を見せる

今日の仕事を終え、「さあ帰ろう」というとき。上司や先輩に急ぎの仕事を頼まれるのはなんとも辛いものですね。約束事がある場合にはなおさらです。

上司「〇〇さん、すみませんが……」

あなた「はい」

上司「悪いんだけど、この仕事を急ぎでお願いできますか?」

さて、この状況で、あなたならどう対応しますか。

①「今日はちょっと……」と口を濁して曖昧な伝え方をする。
②「約束がありますので」とハッキリ伝えて断る。
③関係が悪くならないよう仕方なく引き受ける。

まず、③のように自分の予定を犠牲にしてまで引き受けてしまうのは最も避けたいことです。かといって、①のような曖昧な言い方では感じが悪く、微妙な空気になることも。

②のように言える関係ならば問題ありませんが、クールすぎる言い方はあなたの印象を悪くするリスクもあります。つまり、どれも得策とは言えないのです。

このような場面では、「あ、お急ぎですよね?」と状況を心得ていることを示しつつ、「このあと外せない所用があり6時には出ますが、30分ありますのでそれまでやらせていただきます」などと「制限をつけて」手伝いたい気持ちを伝えましょう。

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