担当外の仕事依頼、不快感を与えずにかわす方法 「今手一杯でして…」だけでは不十分な理由
この三段論法を用いれば、相手に“一緒に悩んでくれるいい人”という印象を与えることができます。つまり、断っているのにもかかわらず、なぜかあなたの好感度がアップするのです。さらに「手が空いたら頼む」以外の選択肢が生まれることによって、それ以降も声をかけられることがなくなります。
スケジュールを確認してみせる
シフト制で勤務されている方の場合、同僚や上司からシフトの変更を打診されることもあるでしょう。やむをえない場合を除いて、こういった断りづらい状況を上手に切り抜ける方法を身につけておいて損はありません。
たとえば「今週金曜日のシフト、代わってもらえませんか?」と頼まれたとき、「あ、ごめんなさい、金曜日はちょっと外せない用事がありまして」とすぐに返事をしていませんか?
じつはこれ、あまりよい戦略とは言えません。問題なのは、尋ねられて即座に断る形になってしまっていること。まずは対応の可否ではなく、「何も予定がなければ快く代わってさしあげたい」という姿勢が相手に伝わることが大切です。
そこで、たとえ予定の有無を把握していたとしても、もし「代われない(代わりたくない)」場合であっても、第一声は「はい、わかりました」と快諾します。そして「確認しますね」と、いったんスケジュールをチェックする姿を見せましょう。
その後「ああ、申し訳ございません。あいにく〇〇が入っておりました」と簡単な理由をお伝えします。
同僚「来週水曜のシフトなんだけど、代わってもらうことってできる?」
あなた「はい! 大丈夫だと思います。ちょっと確認しますね」
あなた「(スケジュールを確認して)え~と……。あっ、申し訳ありません……。その日はどうしても動かせない予定が入ってしまっていました」
同僚「そっか~」
あなた「代われると思ったのですが。すみません」
同僚「いやいや、ありがとね」
「引き受けられるかどうか」を急いで判断する必要はありません。「もちろん何もなければ代われます!」というスタンスの第一声→確認→理由+お詫びの流れでいきましょう。
実際には、スケジュールには何も書かれていなくてもいいのです。予定があろうとなかろうと、快諾を表すひと言目があるだけで、「快く代わってくれようとしてくれた」という印象が残り、あなたの好感度が自然とアップします。
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