あなたの沿線で「交通系ICカード」乗車が消える日 首都圏目線では気付かない「ガラパゴス化」

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改札
交通系ICカードに代わって、クレジットカードなどでのタッチ決済乗車が増えてきています(写真:キャプテンフック/PIXTA)

訪日観光客を想定していたクレカ決済乗車だが・・・

駅でSuicaを使って改札を通る際、小さな「窓」が設置されているのに気づくことが増えた。タッチ決済乗車用の読み取りリーダーだ。

タッチ決済乗車とは、タッチ決済による後払い乗車を指す。タッチ決済に対応するクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードおよびカードを設定したスマホ等のモバイル端末を、読み取り機にタッチして乗車できるサービスだ。

対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯など。海外ではカードによるタッチ決済乗車は広がっており、最初は海外からの訪日観光客を想定して始まった。

SuicaやPASMOなど日本国内でしか使えない交通系ICカードは訪日観光客にとってなじみが薄く、紙のきっぷを買うため券売機に並ぶ際の混雑も問題だった。手持ちの国際ブランドのカードで乗車できれば、訪日客の利便性は高まる。そのため、タッチ決済乗車の導入当初は、首都圏では京急バス・西武バスの羽田空港ルート、大阪・関西空港につながる南海電鉄、沖縄エアポートシャトルなど、空港からの移動経路や観光地の公共バスでの採用が目立った。

片や、SuicaやPASMOの利用率が高い首都圏では、他人事のように感じたものだった。首都圏では複数鉄道の相互乗り入れや、JRと私鉄・地下鉄の乗り換えを1枚のICカードで済ませている。タッチ決済乗車ではそれに対応できないため、利便性で劣るからだ。

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