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中国政府の「不動産買い取り政策」は簡単ではない 6年ぶりの「上海ウォッチング」で考えたこと

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今回の出張は、上海日本商工クラブさんの公認20周年記念イベントに、講師として呼んでもらったもの。この団体、名前は「クラブ」だが、実態は在外日本人商工会議所組織である。法人会員2162社(個人会員100名)は文字通り世界最大だ。当日は長年にわたる友人である陳子雷教授(上海対外経貿大学)との対談企画もあり、筆者にとってはまことにありがたい機会であった。

中国渡航は「大冒険」にはあたらず、今こそ海外へ出よう

当日の出席者は、来賓も含めて220人。交換した名刺の枚数は膨大なものとなったが、面白かったのは「双日さんの出張者が来てくれたんだから、ウチでも呼ばなきゃ」という声を聴いたこと。最近は中国出張を忌避する人が多くて、駐在員たちも困っているらしい。しかるに上海在住の邦人は3万7315人(外務省、2023年)もいる。あんまり怖がっていては、彼らが気の毒ではないか。

マジな話、筆者も出張前にはいろんな方から、「上海出張ですか。気をつけてくださいよ」と言われたものである。特に「君に必要なのはアライバルビザではなくて、エグジットビザ(出国査証)ではないのか」という某先輩の「ツッコミ」には大笑いしたが、とはいえ、当方もそんな大冒険をしているつもりはない。まるで「ファーストペンギン」みたいに言われるのはいささか心外である。

ちょっとショッキングなデータがある。日本人のパスポート取得率は今や17%に低下している(外務省、2023年)。日本人が6人集まって、うち5人はパスポートを持っていない計算となる。

「世界の田舎者」と呼ばれるあのアメリカ人でさえ、人口3.4億人のところ1.6億人分のパスポートが発行済みだそうである。コロナ禍で切れてしまった人が少なくないだろうし、最近は「円安」という事情もあるにせよ、ちょっと寂しくなるデータではないだろうか。

わが国のパスポートの有用性は、独・仏・伊・西・シンガポールと並んで世界第1位である。なんと194カ国がビザフリーなのである。これを使わない手はないですよ。いつの時代も「百聞は一見に如かず」。今こそ「SNSを捨てよ、海外に出よう」と申し上げたい(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。

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