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キャリア・教育 #リーダー1年目のマネジメント

「偉ぶる」ダメなリーダー、7つの見極めポイント 押さえたい大事なミッションはたった2つだけ

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  • 木部 智之 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社ディレクター
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もう1つは、人材育成。すなわち、チームメンバーを育成し、メンバーのスキルアップとキャリアップを実現するのです。

この2つのミッションについて、もう少し詳しく解説しましょう。

予算が潤沢にあり、優秀なメンバーも揃っている。だからといって、そのチームが大きな成果を上げるとは限りません。逆に、予算が少なく、メンバーの頭数とスキルが十分でなくても、的確な戦略があれば、大きな成果を上げることもできます。

リーダーは、与えられた条件下で最大の成果を上げることがミッションです。条件が最良でも最悪でも、最大の成果をもたらすのは常にリーダーの「戦略と実行力」です。それはつまり、どんな結果になろうとも、環境のせいにはできないということです。

ビジネスの成果とは、売上や利益だけを指すのではありません。新規サービスの立ち上げなども含まれます。管理部門であれば、社内サービスをトラブルなく、安定的に提供し続ける、というのもビジネスの成果になるでしょう。

あなたの環境に置き換えて、自分たちの「ビジネスの成果」とは何だろうか? と考えてみてください。

キャリアと人生を預かる存在

2つ目のミッションは、人を育てることです。

組織やチームの成果を継続的に伸ばしていくためには、メンバーもレベルアップしていくことが必要です。メンバーが成長することなく、現状維持のままでビジネスを成長させていくことはできません。戦国武将が兵士を鍛えて、強い軍を作るのと同じです。

しかし、ビジネスでリーダーがメンバーを育てないといけない理由は、もう1つあります。

それは、リーダーがメンバーのキャリアと人生を預かる存在だからです。

どのメンバーにも、キャリアと人生があり、リーダーはメンバーの未来に向けて、最良の道筋を作る責務があります。リーダーであるあなたは、メンバーのスキルを上げて仕事で成果を出すだけでなく、ステップアップをさせて給料も上げる。そうしてメンバーに 「人生がよりよくなる手助け」をしてほしいと思います。

メンバーにとっては、配属された組織やアサインされたプロジェクトがキャリアアップの舞台です。配属されてから、このチームでは成長できないなぁ、他のチームで仕事をしている同期のほうが成長しているのでは……などと思わせないようにしなくてはいけません。それは、リーダーであるあなたの役目です。

(イラスト:『リーダー1年目のマネジメント大全』より)

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