現場が大混乱「大人数のマネジメント」のNG行為 チーム全員の声を適度に拾うにはどうする?
会社のチームをどう切り盛りすればいいかは、ビジネスリーダーにとっての「永遠の課題」です。とくにチームメンバーの数が多い場合、彼らのモチベーションを維持し、目指す方向性をコントロールするマネジメント業務は困難を極めます。NECでリーダーとして1000人規模のプロジェクトを何度も率いた経験を持ち、現在ではコンサルタントに転身した五十嵐剛氏の著書『結果を出すチームのリーダーがやっていること』から一部を抜粋・再編集し、マネジメントのコツを紹介します。
直接の指示はしないがチーム全員の声は拾う
前回の記事(「1000人規模を上手に管理する」たった1つのコツ)で、リーダーが直接指示をするメンバーは7人までにすべきだと説明しました。
「ということは、リーダーはその7人としか話をしないの? ほかのメンバーとはコミュニケーションを取らないの?」などと疑問に思われた方もいるかもしれません。
もちろん私は、リーダーは7人以外のメンバーと完全に話をしないようにすべきだ、などと極端なことを言っているわけではありません。
リーダーが直接指示をするのは直属の7人だけにすべきですが、それとは別に、チームの構成メンバーとは適度にコミュニケーションを取ったほうがよいでしょう。
ただし、直接指示をする7人のメンバー以外と話をするときには、リーダーは少し注意をしなくてはなりません。
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