多すぎて悩む生成AI、最新注目ツールはこの3つ! お手軽で画像や音楽の作成に強力な性能を発揮

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研究者である私としては、あくまで生成AIツールの背後にある技術の理論の追求や解説が本分であり、実は個別の生成AIツールの説明というのは微妙に抵抗があります。

生成AIの性能を実感できるツール

ただ、このような状況を鑑みると、AI研究者の視点で「どんなツールが使うに値し、生成AIの性能を実感できそうか」を解説することは一定の価値があるように思います。

ここでは、ChatGPT以降に登場した生成AIのツールに関して、拙著で取り上げられなかったもので、手軽に使用でき、その性能が一般の方にも実感しやすいような以下の3つの生成AIツールを紹介します。

①画像生成AI:Image Creator
②音楽生成AI:Suno
③動画像生成と声の生成AIのコラボレーション:HeyGen

①画像生成AI:Image Creator

最初に解説するのは、マイクロソフトの画像生成AIサービス「Image Creator」です。

画像生成AIというと、Stable DiffusionやMidjourneyなどが有名ですが、一般の方が使うには意外とハードルが高かったりします。サイトが英語だったり、有料だったり、見慣れないUI(ディスコードというサービスなのですが、エンジニアやゲーマーはともかく一般の方はあまり馴染みがないでしょう)だったりと、気軽に触れるサービスとは言い難いでしょう。

また、このようなサービスで綺麗で実用的な画像生成を行うには、複雑な英語で書かれたプロンプトが必要なのですが、これも初心者にはなかなか難しいものです。

もっと手軽に利用できて、かつ画像生成AIの性能をすぐに実感できるサービスがこのImage Creatorです。利用は簡単で、マイクロソフトのアカウント(Googleアカウントのようなもので大丈夫です)を作ってログインすると、すぐに利用できます。

誰もが利用するマイクロソフトのサービスで、サイトは日本語、プロンプトも日本語の簡単なもので非常に綺麗な画像が生成できます。次の画像は、実際にImage Creatorを使って私が画像を生成した様子です。「海中にある赤煉瓦建築の町」という無茶振りをしてみました。

「海中にある赤煉瓦建築の町」というプロンプトをImage Creatorで入力して生成した画像(著者提供)
生成した画像の中で筆者のお気に入りの物を拡大したもの。本来であればかなりの時間をかけて作れられるような品質の画像が生成される(著者提供)
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