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「食べてすぐ寝る」人は尿路結石に注意したい理由 コーヒー・紅茶も実はリスク、上手な摂り方とは

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そもそも日本人は食べものから摂取するカルシウムの量が少ない。

加えて、動物性脂肪の過剰摂取があると、さらにカルシウムが不足してしまう。というのも、動物性脂肪は腸内でカルシウムと結合しやすい性質があるため、動物性脂肪をたくさん摂ると結果的に、シュウ酸と結合できるカルシウムが不足してしまうのだ。

糖分や塩分の過剰摂取は、腸ではなく尿中のカルシウム濃度を高める。

また、尿酸も問題になる。

尿酸が増えると、尿酸結石ができやすくなるだけではなく、シュウ酸カルシウム結石もできやすくなる。尿酸は痛風の原因として知られているが、レバーなどの内臓類や動物性タンパク質に多く含まれるプリン体が分解されるときに生じる老廃物だ。

“食べてすぐに寝る”生活も結石を作りやすくしている。

我々は寝ている間に汗をかく。だが、睡眠中は水分を補給できない。すると食事から摂ったシュウ酸や尿酸といった結石のもととなる成分の尿中濃度が上がり、結石ができやすくなるというわけだ。

「結石のもととなる成分が尿中に排出されるまでには、4時間かかるといわれているので、夕食から就寝までは4時間空けるのが理想です」(荒川医師)

結石を作らない生活術とは?

以上のことから、動物性脂肪やタンパク質、塩分、糖質の過剰摂取を控えること、食べてすぐに寝ないことが尿路結石の予防になる。水分は1日2L以上摂ることが推奨されている。

シュウ酸の大量摂取を控えること、カルシウムが不足しないようにすることもポイントだ。例えば、シュウ酸の含有量が多いほうれんそうは、湯がいたあと水分をよく絞れば、シュウ酸の含有量は半分になる。

ほうれんそうは湯がいたあと、しっかり絞ること(写真:タカヒロ/ PIXTA)

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