部下と上司の関係「ちょいゆる感」が実は重要な訳 「フラットな間柄」がもたらす意外な効果とは

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プロジェクトの立ち上げ時には、プロジェクトメンバー全員が「目的」と「手段」を明確に理解し、納得できるようにする必要があります。

そうすることで、全員が仕事に“腹落ち感”を持つことができて、自分から動こう、自分もアイデアを出そうという意欲を養えるからです。

そこで、今進んでいる仕事について、「自分自身が『目的』と『手段』の切り分けができているのか」「自分のチームのメンバー全員が『目的』と『手段』を認識し、納得しているのか。その認識は確かに全員揃っているのか」を意識するようにしましょう。

「ロジカルシンキング」と「フレームワーク」

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もしあなたが「自分は物事をロジカルに考えて整理するのはどうも苦手だな」と日頃から感じているようなら、「ロジカルシンキング」や「ビジネスフレームワーク」を勉強することをお勧めします。

先にも少し触れましたが、「ロジカルシンキング」とは、ビジネススキルとしての論理的思考のことです。1つの事象について矛盾がないように順序立てて考えたり、体系的に整理することを指しています。

また「ビジネスフレームワーク」とは、「ロジカルシンキング」の手法として、重複、モレ、ズレがないよう、事象を体系的に整理するためのロジックツリーや表などのツールです。

これを使うと、現状の把握や業務の具体的流れの可視化、課題の洗い出しなどが容易に行えるようになります。

園部 浩司 人材育成・組織風土改革コンサルタント/研修講師/プロファシリテーター

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そのべ こうじ / Koji Sonobe

新卒で入社した会社でマネージャーに昇格した際、プロジェクトメンバーとの 関係悪化を経験。これを機に試行錯誤を繰り返し、「メンバーの育成」と「成果」の2軸にフォーカスするチームマネジメントを実施。300名在籍の組織変革プロジェクトリーダーをつとめ、1年間で約2億円の営業利益の改善に導く。2016年に独立し、人材育成や組織改革、風土改革のコンサルティングを行う「園部牧場」を設立。ベンチャーから大手企業までのチームプロジェクトを仕切るほか、年間2500人以上のチームリーダーやファシリテーターの育成に携わる。指導した人数は、延べ2万人を超える。

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