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歌舞伎町「夜パフェ専門店」が繁盛する納得の理由 恋人2人が経営する店に見える「やさしい多様性」

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト
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営業時間は通常は夜間だが、日曜のみ昼営業をしている。その理由は、昼にしか来られない人もいるから。居場所として必要としてくれる人に、できるだけ開放したい思いがあるのだ。「昼営業の売り上げはあまり良くないんですけど、止めたくない。ずっとやっていきたいんです」と和志さんは言葉に力を込めた。

(撮影:梅谷秀司)

ロイトシロという店名は、『タンタンタンゴはパパふたり』という絵本に登場する、同性のペンギンのカップル「ロイ」と「シロ」が由来だ。ペンギンたちを、同じく同性のカップルである自分たちと重ねたのだった。

人気店ゆえに、ロイトシロはたくさん取材も受けており、「ゲイカップルが営む夜パフェ専門店」という風に紹介されることも少なくない。人によっては、ことさら「ゲイカップル」と強調されるのを好まない場合もあるだろうが、2人はあまり気にしていないようだ。

和志「嫌だという思いはないですね、事実だもん。隠しているわけでも、売り出しているわけでもないし」

玄太「ほかに面白い情報ないし。何でもいいよね」

和志「同性愛カップルが一緒にビジネスをする場合、こういうモデルケースもあるよっていうのを、世に示せてるのならいいかなって思いますね」

玄太「でも、ゲイのことを嫌いな人が、私たちのことを知らないでパフェを食べて、『美味いじゃん!』ってなったら、ざまーみろって思うかも(笑)」

2人が同性カップルであることを知ると、「どうして歌舞伎町でお店を? 新宿二丁目じゃないの?」と聞かれることも少なくないという。理由は、「本当の意味での多様性」を実現したかったから。性自認も性的思考も年齢も国籍も職業も経歴も考え方も、あらゆる人たちが集まってこそ、本当の意味で多様性。「いろいろな方が来てくれるのがいいんじゃないかな」という思いで、東京の縮図である歌舞伎町を選んだのだった。

2人は個性的な髪型をし、玄太さんはタトゥーやピアスやスプリットタン(先が二つに割れている舌)など人体改造を愛好し、和志さんはポールダンスに打ち込んでいる。いわゆる、メジャーと括られることが多くない趣味趣向や活動を堂々と実践し、好きだと公言することで、同じような立場の人々に勇気も与えているのだ。

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