3つめは「コスト距離」です。これは工場の新設や、そこで働く社員の新しい環境などにかかる「コストから見た距離」のことです。
社員の「働く環境」「生活環境」を考えて決める場合も
【3】「コスト距離」
たとえば、「地方にオフィスや工場を新設したい」と考える企業ならば、それだけの土地が空いているエリアでないといけません。
不動産コストを考えると、都心からなるべく遠いほうが低コストで理想の物件が手に入りやすい可能性が高くなります。
また、そこで働く社員の「居住環境」や「生活環境」を考えた場合、「生活コストの低い、都心から離れている自治体」を選んだほうが社員にとってメリットがある場合もあります。
【4】「環境距離」
企業の進出の目的によっては、「そのエリアの『環境』がもっとも大切だ」ということもあります。これが「環境距離」です。
たとえば、「静かな環境で研究者にじっくりと研究活動をしてほしい」という企業ならば、「自然環境」や「生活環境」を重視したところに研究所をつくるというケースです。
このときは「時間距離」や「絶対距離」は遠くなってもいいということになります。
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