1つめは、「都心から何キロ離れているか?」という絶対値になる「絶対距離」です。
「絶対距離」より「時間距離」が重視される
一般的には「都心からの『絶対距離』が短いほど近い」と思われがちですが、「各種交通手段」のありようによって、「時間距離」は変わります。
たとえば、東京から軽井沢までの「絶対距離」は約120キロですが、新幹線があるので時間距離は約1時間です。
ところが、東京から秩父までの「絶対距離」は約90キロなのに、「時間距離」は約2時間かかります。
企業にとっては、どちらの距離でその自治体を見るかというと、「絶対距離」よりも「時間距離」と答える企業が多いのではないかと思います。
前項でも少し触れたように、すべての交通手段を考えて、都心からその自治体までかかる時間が「時間距離」です。
「自治体までかかる時間」だけでなく、ここでは「乗り換え」「飛行機や列車の1日の便(本)数」も問題となります。
すべてを含めて、自治体と都心がどれくらいの「時間」で結ばれているのか、それを計ってみてください。
仮に都心からの「絶対距離」は遠くても、「飛行場がある」「新幹線の駅がある」「インターチェンジが近い」などの条件があれば、「時間距離」という点からは「近い」と判断されるエリアもあります。
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