大きく紛糾することもなく、すべての議案が可決され、ほぼ2時間で終了した。株価が堅調で配当もきちんと出ている限り、株主総会は公共交通としての機能をチェックする場といえそうだ。今回の総会における株主からの主な質問とJR東日本側の回答は、以下のとおり。
「安全を担保したうえでの効率化だ」
――山手線の電化柱倒壊事故の再発防止策は?
現場では電化柱の傾きを確認していたが、危険だという認識が薄かった。事故後に電化柱25万本とワイヤー8万6000カ所を点検して、倒壊のおそれがないことを確認した。
今後は、同様の設備を「特殊構造設備」として具体的なリスクを検討するとともに、本社内に電力技術管理センターを設置して技術支援を強化する。
――かつて8万人いた従業員は、合理化で5万1000人まで減った。安全=マンパワーではないのか。
安全を担保したうえでの効率化だ。安全教育については鉄道技術の継承を目的とした「技能教習所」を各地に整備しており、白河市に設置した「事故の歴史展示館」では事故について体感させている。
――震災前は仙台―八戸間を「リアス・シーライナー」が時速100キロで走っていた。ぜひ復活させてほしい。
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