SAPIXが考える「頭のいい子」育てる手帳の活用 保護者は復習や宿題、解き直しをどう見守るか
【STEP1】「目標」欄には、4教科の勉強の目標に加えて、生活習慣の目標も書きましょう。勉強習慣をつけるには、生活の基盤を整えることも重要です。または、習い事の目標を生活の項目に書くのもおすすめ。スモールステップでレベルアップできる目標がベストです。
【STEP2】「何をする?」欄には、目標の欄に記入したことを達成するためには、どんなことをこの1カ月間にすればいいのかを考えて書きます。どうやって考えればいいのかわからない子も多いので、一緒に考えてあげてください。
【STEP3】1カ月間どうやって過ごしたか、目標に近づくことができたかをお子さんと一緒に確認します。そして目標を達成できたかをお子さんが記入します。1カ月の振り返りをする際は、「できたこと」を認める声かけを心がけましょう。
【STEP4】お子さんの1カ月間のがんばりを、文字にして認めてあげます。STEP3の振り返りのときに声にだして「できたこと」を認めながら、この欄に書き残すことも大切です。できたこと以外にも、がんばっていたことや心に残ったお子さんの行動を書くのもいいですね。
記入の自由度を高くする
毎日「〇~〇時まで算数の問題集を解く」「●~●時は食事と休憩」といったように時間軸でこまかく管理・実行することは、小学生にはまだ難しいでしょう。
大人でも計画通りに動ける人は少ないはずです。予定が緻密すぎることで実行できず、手帳ぎらいになる可能性すらあります。それでは本末転倒。