SAPIXが考える「頭のいい子」育てる手帳の活用 保護者は復習や宿題、解き直しをどう見守るか
このようにデジタルで答案が返却される場合は、下記の順で見直しをしましょう。
1.テスト翌日に計算問題や記号選択問題の答え合わせをします。間違えている問題があれば、解答・解説を見ながら「なぜ間違えたのか」を考えて見直しをします。
2.採点された答案が表示されたら、解答・解説を参考にしながら文章記述問題を振り返ります。
その際に、正答率が高い問題を中心に見直していきましょう。正答率5%前後の問題は「みんなができていない問題」なので、注力しすぎる必要はありません。そうした戦略を親子で一緒に立てていく時間も大切にしてください。
授業の復習はいつ、どのくらいすべき?
テストの見直し時期と同様に、授業の復習も「なるべくはやくする」が理想です。
SAPIXの授業は、4年生が週2日、5年生が週3日、6年生の前半が週3日、後半は週4日。6年生の前半までは、塾のある日と塾のない日が交互にあるので、「塾での学習→自宅で復習→塾での学習→自宅で復習」というリズムがつくりやすいでしょう。
SAPIXに通っていない子も、塾のない日を復習にあてるのがベストです。
とはいえ、理想と現実があるのも事実。まずは宿題が授業の復習になっているケースが多いので、最低限それができるように学習時間を設けられるといいですね。
宿題に加えて、授業中に書いたノートやプリントの見直しをする時間を少しずつとっていけると理想的です。
注意点は、「無間地獄」状態にならないようにすること。
子どもにとって一番つらいのは、やってもやっても「おわり」がこないことです。だから、「今日はここまでがんばろう」「今日は夕飯まで勉強しようか」など、区切りを決めることがすごく重要です。
「ここまでがんばったら遊べる」といった目標が明確にわかったほうが、集中して取り組むことができます。時間で区切るのがいいのか、「何ページまでおわらせる」といった内容で区切るのがいいのかは、子どもの様子や学習内容に合わせて変えていけるといいでしょう。
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