SAPIXが考える「頭のいい子」育てる手帳の活用 保護者は復習や宿題、解き直しをどう見守るか

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1週間の目標書き込み例
1週間カレンダーの記入例(画像:『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIX式 頭のいい子が使っている学力アップ手帳』)

小学生でも書きやすく、続けやすくするために、毎日の予定を書く欄は、自由度の高いつくりが良いでしょう。まずは、「続けられた!」という自信を育むことで、学ぶ力を高めることができるのです。

勉強でも生活習慣においても子どもの自主性は、まわりの大人がサポートをして少しずつ手を離していくことで育ちます。ただサポートとは、あれもこれもと手をかけて先回りすることではありません。

本来のサポートとは「きっかけや機会をつくること」です。たとえば、自分で計画を立てたり自分で振り返ったりする機会が増えれば、子どもは自ら考えて行動できる自主性が身につきます。

その意味で手帳は、子どもの「自立する力を育てる機会をつくる」ものとなります。

ただ、手帳を使う際に心がけてほしいのは、大きな期待を抱きすぎないことです。子どもが自立する力を身につけるには、時間がかかります。あせりすぎず、スモールステップで取り組みましょう。

宿題がおわらないときのサポート法

「塾は楽しそうに行きますが、宿題をこなせていないんです」

「うちの子、宿題が全部できていないみたいなんですが大丈夫でしょうか?」

宿題に関する保護者からのご相談はとても多くなっています。たとえ宿題がおわっていなくても保護者の子ども時代のように先生に叱られることはありません。SAPIXでも「やってきたことをほめる」ことを心がけています。

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