難関試験の合格者が知る「過去問」の正しい活用法 試験本番までにあなたが最低限めざすべきこと

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

詳しくは後ほど解説しますが、過去問で問われたほとんどの内容について、「こんなこと聞くなよ!」「これは常識、あたりまえでしょ」という状態になることです。

私はこれを「あたりまえ化」と呼んでいます。「あたりまえ化」したところは、「勉強する必要がない」「目を通す必要がない」ので、その部分に×印をつけたり、ホッチキス留めして、まだ「あたりまえ化」していないところに集中して勉強します。

そして、過去問をすべて「あたりまえ化」する、つぶすのです。「あれだけの過去問をすべてつぶしたから……」少なくとも、こういえるようになりましょう。

試験本番は時間・プレッシャーとの戦い

「まだ、1問も解けていない……」

公認会計士・短答式試験の2科目目の「管理会計論」。1時間の試験時間のうち30分過ぎたときの、私です。

ふつうは、理論問題は最初の15分で終わり、残り45分を使って計算問題8問中、少なくとも4問は解かないと合格ラインには届きません。しかし、問題の読み間違いから、30分経っても計算問題を1問も解けていなかったのです。

「もうダメだ」とあきらめかけましたが、なんとか踏みとどまり、次の2問はサクサクと解答できました。

3問目の途中でタイムオーバーとなったものの、たまたまのラッキーもあって、合格することができました。でも、冷や汗どころか大汗ものでした。

次ページ試験本番は「時間」と「プレッシャー」との戦い
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事