詳しくは後ほど解説しますが、過去問で問われたほとんどの内容について、「こんなこと聞くなよ!」「これは常識、あたりまえでしょ」という状態になることです。
私はこれを「あたりまえ化」と呼んでいます。「あたりまえ化」したところは、「勉強する必要がない」「目を通す必要がない」ので、その部分に×印をつけたり、ホッチキス留めして、まだ「あたりまえ化」していないところに集中して勉強します。
そして、過去問をすべて「あたりまえ化」する、つぶすのです。「あれだけの過去問をすべてつぶしたから……」少なくとも、こういえるようになりましょう。
試験本番は時間・プレッシャーとの戦い
「まだ、1問も解けていない……」
公認会計士・短答式試験の2科目目の「管理会計論」。1時間の試験時間のうち30分過ぎたときの、私です。
ふつうは、理論問題は最初の15分で終わり、残り45分を使って計算問題8問中、少なくとも4問は解かないと合格ラインには届きません。しかし、問題の読み間違いから、30分経っても計算問題を1問も解けていなかったのです。
「もうダメだ」とあきらめかけましたが、なんとか踏みとどまり、次の2問はサクサクと解答できました。
3問目の途中でタイムオーバーとなったものの、たまたまのラッキーもあって、合格することができました。でも、冷や汗どころか大汗ものでした。
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