最初の5分は「試験分析」に使う
東大生は、試験開始から5分間でどんなことをしていると思いますか?
多くの人は「普通に問題を解いていたんじゃないの」と思うかもしれません。たしかに、早く問題を解いたほうが賢そうな気がしますよね。
でも東大生は決まって、最初の5分を「試験分析」に使っています。試験をしっかり確認し、準備をしたうえで解くようにしているのです。そしてそのほうが合格になりやすいのです。
今回は試験5分前に行うべき東大流の試験分析について、3つみなさんにお話ししたいと思います。
まず確認するのは傾向変化です。過去問を何度も解いてきている人であれば、だいたい今年はこんな問題が出るだろう、ということはなんとなくわかるはずです。
でも、過去問と同じような問題を毎年出してくれるとは限りません。一気に問題がガラッと変わることも少なくないのです。しっかり対策をしている受験生であっても、「なんだ、この問題!? こんな問題、見たことないぞ!」と思うような問題が出ることもあります。
とはいえ、傾向変化自体はあまりこわがる必要のない事象です。傾向が変化して問題が難しかったとしても、入学試験というのは絶対評価ではなく相対評価の場合が多いですから、平均点が下がって合格最低点も下がるだけだからです。みんなが同じ問題を解く以上、傾向がいくら変化しても差はつかないのです。
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