問題はその傾向変化に「いかに対応するか」です。まず問題文を全ページざっと見て、いつもと違う問題が出題されていないかを確認します。
いつもと違う問題なら、一度その問題がどのようなものなのかを確認しておきます。その場で最初に解き始める必要はありませんが、どのような問題なのかを知らないと対処法も思い浮かびません。ですからまずは見て、難易度を確認します。
「これならいつも通りの順番で対応できるだろう」「これは解いてみないとわからないから後回しかな」という判断をして、次の分析に移ります。とにかく大事なことは、傾向変化があっても焦らずに対応することです。この点はぜひ覚えておきましょう。
テストは効率的に点を取れば勝ち
次に「解けそうな問題かどうかを見極める」分析をします。当たり前のことではありますが、「自分が解けそうにない問題」に時間をかけていても、その時間は無駄になってしまいます。テストは基本的に「点取りゲーム」ですから、効率的に点を取れば「勝ち」です。そのためにはどの問題で点が取りやすそうかを見極める必要があります。
数学の試験を考えてみましょう。たいていの試験では大問がいくつかあって、その大問をどの順番で解いてもいいことになります。模試や学校の試験であれば「小問集合」と呼ばれる簡単な問題が並んでいる大問もありますが、基本的にはどの大問も難しく作られています。
そして、すべての問題を解き切る必要はなく「大問1は半分まで解ければOK、大問3は全部解けないとダメ」というように、難易度に応じてどれくらい力を入れるか、時間をかけるかを変えていかないといけません。難しい問題に時間を使いすぎてしまって不合格になる、というパターンだってありうるのです。
ですので、最初の段階で「この問題はいけそうだ」「この問題は難しそうだから後回しだ」と考える必要があるわけです。
英語の長文問題でも同様です。「このテーマは前に読んだことがある」「この分野は全然勉強してないから解けないかもしれない」と考えて、どれから解くのか、どの問題にどれくらい時間をかけるのかを考えます。
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