「野球で生きていく」の意味が変わりつつある理由 ジャパンウィンターリーグの取り組み

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なぜ、海外の選手はわざわざ参加料を支払って、日本にやって来るのか?

「日本の野球のレベルは世界でトップクラスで、文化や自然も含めて選手たちにそれを経験してもらいたいと思ったんです。私はもともとオーバーシーズの選手たちが、日本で活躍する機会がないか、と探していたのですが、今回は良い機会を得たと思います。天気も良いし、野球のレベルも高い」

ジミー・ジェンセン氏(写真:筆者撮影)

野球選手の海外でのプレーをサポートするベースボールジョブズオーバーシーズのコーディネーターで、JWLでもゲームコーディネーターを務めたジミー・ジェンセン氏は語る。

「ほとんどの選手は日本のチームとサインをしたい思いで来ています。JWLには社会人野球の選手も、独立リーグの選手も来ていますが、彼ら日本の選手とプレーする中で、外国人選手がどれくらいのレベルなのかを見極めることも大切だと思います」

日本人選手と外国人選手のアピールの違い

オーバーシーズの選手たち(写真:筆者撮影)

JWLはトライアウトリーグであり、自分たちの実力をアピールする絶好のチャンスなのだが、日本人選手はおっとりしているというか、チームにすぐに溶け込むのはいいが、積極的にアピールすることがあまりない印象だ。

しかし外国人選手は自らを「売り込み」に来ている。だから機会を見つけて積極的にアピールする。

JWLは試合だけでなく、夜には多くのセミナーや講座が予定されている。そういうセミナーで、講師が質問を投げかけても、引っ込み思案の日本人選手はあまり反応を示さないのだが、外国人選手は積極的に手を挙げて、どんどん自分の意見を言っていた。それにつられて日本人選手も意見を言うようになった。

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