メジャーリーグのオープン戦が始まったと思ったら、大谷翔平の電撃結婚のニュースである。スポーツ番組ではなく、一般のニュース番組やバラエティ番組のトップで、大谷翔平の動静が伝えられることが、もはや珍しくもなんともなくなった。まだシーズン開幕まで1カ月近くあるが、この現象は、昨年以来、ずっと続いている。
大きな期待を背負いながら、それを上回る結果を残してきた大谷翔平は、何かと後ろ向きになりがちな今の日本人にとって、まぶしくもあこがれる存在ではあろう。
「大谷翔平がプレーする姿を一目でいいから見たい」。そう思いを募らせる日本のファンが急増しているはずだ。大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースの試合を観戦する日本人は大幅に増加すると考えられている。しかし、それはそんなに簡単な話ではない。
韓国でのMLB公式戦チケットは一瞬で売り切れに
今年のMLBは3月20日、韓国ソウル近郊の高尺(コチョク)スカイドームでのドジャースとパドレスの2連戦で開幕する。韓国でのMLB公式戦は史上初めてだ。
パドレスには、韓国人選手でWBC韓国代表としても活躍した金河成(キム・ハソン)がいる。もともとこの韓国での試合は金河成の凱旋試合として計画された。
しかしドジャースに大谷翔平、山本由伸(前オリックス)が入団し、パドレスにもエースのダルビッシュ有に加え、楽天から海外FAで松井裕樹が加わったことで、日本ファンの注目度が劇上がりした。
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