「転職に成功する人」は知っている3大不安解消法 新たなチャレンジを阻む3つの壁を乗り越える

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ブロックを受けると、反対するパートナーのことを「理解が足りない、邪魔をしてくる人」と思いがちですが、実は自分に問題がある場合も少なくありません。事前に相談もなく、いきなり「こうするから」と言われたら、誰でも「ちょっと待って」と言いたくなるものです。

論破ではなく相手からの共感を得る

まずは報告ではなく、相談のスタンスを取りましょう。その際に話し合うことは、例えば以下のようなものです。

●なぜ新しい仕事に変わるのか
●なぜこのタイミングなのか
●家族の生活はどのように変化するのか
●家族が得られるメリットは何か
●家族にとってのデメリットと対応策

これらをいきなりプレゼンスタイルで相手にぶつけ、論破しようとするのはおすすめしません。その場では説得されて納得した気になるかもしれません。しかし、そのあとよくない事態になった際に「やっぱり私は反対だったのに……」と非協力的な態度を取られる可能性が高いからです。

あくまでも相手の不安や懸念点を丁寧に聞き出したうえで、「じゃあ、どうしようか?」と一緒に決めるというスタンスを取ったほうがよいでしょう。パートナーのブロックは、リスクヘッジにもなります。目指すべきは論破ではなく、相手からの共感を得ることです。

メンタルブロックには強弱があり、1つだけではなく、複数が絡み合っている場合もあります。それほど葛藤せずにするっと解除できる人もいれば、なかなか解除できない人もいます。まずは自分がどんなメンタルブロックを持っているのかを棚卸しして、それを乗り越える方法を洗い出し、実行してみましょう。

清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント

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しみず くみこ / Kumiko Shimizu

アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
大手アパレル企業を経て1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成し遂げられない」との思いから専門領域を人材育成分野に移し人事・人材育成の戦略策定・制度設計・導入支援などのプロジェクトをリード。コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーとして5000人のコンサルタント・SEを対象とした人材ビジョン策定、育成プログラム企画・開発・展開を担いベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた

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