「会社の看板なしで稼ぐ方法がわからない...」副業を始めた会社員の99%が、まず3000円を稼げずに挫折する理由

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月30万円稼ぐ人と3000円すら稼げない人を分けるのは、「最初のたった一歩」の踏み出し方です(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「会社の看板を外した『あなた』は、いくらで売れますか?」
本業ではエースとして活躍する人ほど、副業の世界ではなぜか「月3000円」の壁を前に立ち尽くす……。これは、挑戦者の多くが経験する残酷な現実です。そして、このゲームで最初に敗れ去るのが、皮肉にも会社で活躍する「優秀な人」なのです。
本記事では、『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』を上梓した新井一氏が、「副業で3000円を稼げない会社員が99%の理由」を解説します。

「3000円の壁」を生むたった1つのこと

「副業で月100万円稼ぎました!」「元サラリーマンが年収5000万円に!」。InstagramやXで踊るキラキラ投稿を見て、「自分も始めてみようかな」と思ったことはないでしょうか?

会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法
『会社員が働きながら月30万円を稼ぐ起業法』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

ところが、この華やかな世界の裏には、誰も語りたがらない「不都合な真実」が隠されています。

副業を始めた会社員の99%が、月3000円すら稼げずに消えていく。

この3000円は「ランチ3~4日分」「コンビニ弁当約5個分」程度の金額です。にもかかわらず、圧倒的多数の人がこの壁を越えられません。

さらに衝撃的なのは、「稼げない人たち」の正体。彼らは決して無能な人ではありません。むしろ逆。年収800万円のエリート管理職、東大卒の商社マン、外資系コンサルタント。まさに「仕事のできる人」ほど、3000円を稼げず撃沈しています。

部下から「憧れの先輩」と慕われ、難易度の高いプロジェクトも次々と成功させる。そんな彼らが、noteで有料記事を売ることができない。クラウドソーシングで1000円の案件すら受託できない。セミナーにも人が来ない。

なぜ、優秀な会社員ほど稼げないのか?

実は、この現象には明確な理由があります。月30万円稼ぐ人と3000円すら稼げない人を分けるのは、学歴でも能力でもありません。「最初のたった一歩」の踏み出し方が根本的に違うのです。

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