紫式部が主人公の光源氏に託した"恋愛のかたち" 「通い婚」が普通だった平安時代の色恋を解説

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
拡大
縮小
道長が送った文を受け取ったまひろ(写真:NHK公式サイトより引用)
2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で注目される紫式部や『源氏物語』。1000年以上も前に日本の一女性が書いた「光源氏の物語」は、書かれた当初から書写されつづけ、絵巻物にもなって、ひさしく伝えられてきました。
そんな、源氏物語にはたくさんの謎があり、作者の紫式部にも、ずいぶんと謎めいたところがあるようです。作家・岳真也さんの著書『紫式部の言い分』から、紫式部が生きた時代の恋愛に迫ってみましょう。

平安朝は「不倫は文化」だった?

「不倫は文化」というのは、紫式部の生きた平安朝にあっては、けっこうなトレンドだったのではないでしょうか。

親王兄弟ふたりと関係し、つぎからつぎへと男を変えた和泉式部がそうですし、『源氏物語』の主人公、光源氏など、初恋の相手が実父の妻――継母の藤壺で、くりかえし閨(ねや)をともにし、子ども(後の冷泉帝。表向きの父は桐壺帝)までつくってしまう始末。この不倫は、緊張感をはらむ秘密の関係でした。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT