「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

さらに、件のアサヒの「クリアクーラーSTRONGレモン&ライムサワー」のように、コンビニやスーパーによって、販売されているストロング系も変わってくる。そのため、帰省するたびに、九州で当時テスト販売されていたコカ・コーラの「檸檬堂」を飲むのが楽しみのひとつでもあった。

そして、サントリーから「こだわり酒場のレモンサワーキリッと辛口」が出たときは、「ようやく、普通に飲める9%が出た!」と驚いたものだ。

それ以前の、筆者のお酒との出会い

学生時代に酒の味を覚えた筆者は、飲み会で羽目を外して記憶をなくすほど、酒を飲むのが好きだった。なにかと理由をつけて仲間たちとコンパを開き、気づいたら住んでいるアパートの屋外に設置してあった洗濯機に「くの字」で寝ていたこともある。

そして、社会人になって学生時代のような活発さと社交性が失われて以降は、飲み会で酒を飲まなくては人と打ち解けることができなくなった。

というよりも、社会人になってから一気に飲む量が増えた。それは「飲み会が多い」などではなく、「嫌なことがあったらお酒を飲んで寝て忘れよう」という気持ちになったからだ。

学生時代から「眠れないので酒を飲む」ことはあったが、社会人になってからは「酒を飲まないと眠れない」状態になってしまった。単純にプレッシャーや嫌味に弱いのだ。

当初はアルコール度数25%の芋焼酎や37.5%の韓国産のウォッカなど、度数の強い酒をラッパ飲みしては無理やり眠りについていたのだが、徐々に胃が荒れてくるのと飲む量が増えていったため、「いずれ一晩で一升瓶を飲み干してしまうのではないか?」と怖くなってしまった。

アルコール依存症への平均的なプロセスだが、「機会飲酒」から「習慣飲酒」に変わってしまったのだ。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事