「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…

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檸檬堂
振り返ると、当時は相当に危険な状態だった(筆者撮影)

こうなってしまうと、徐々に飲む時間が早まっていき、飲みながら帰りたいがために、18時に仕事を終えたのはいいが、その後日付が変わるまでストロング系を飲みながら歩き回るようになった。もはや、仕事よりも飲むことが優先されてしまう「精神依存の重篤化」である。

いよいよ、「連続飲酒(酒を数時間おきに飲み続け、絶えず体にアルコールのある状態)」に陥ってしまい、テレワークが終了して出社が許可されるようになると、昼間に3缶ストロング系を飲みながら出社して、夕方に休息がてら勤務先周辺を歩き回りながら3缶路上飲み。

そして、帰り道にまた3缶飲みながら帰路につく(飲み歩きしやすいように、冬場はジャケット、夏場は胸ポケットが2つあるシャツを好んで着るようになった。なぜなら、補充の缶はポケットに入れたまま歩けるからだ)。

さらに、家でもまた飲むのだから、1日にもう一体自分の体内にどれほどのアルコールが入っているのかすら、わからなくなってしまった(アプリのシーサーはとっくに倒れている)。

γGTが平均値の60倍に

昼間でも酒を飲まないと吐き気とめまいが止まらず、さらに低気圧の日はストロング系を一気飲みすることで、無理やり血流のめぐりを良くしていたため、どこか体調不良があるとコンビニに駆け込み、ストロング系を飲むようになった。毎日10缶程度飲んでいるわけで、ここまで来ると「どのブランドがいい」とか考える余裕もなくなった。

毎晩話しかけてくるガールズバーの店員からも「毎日それ(ストロング系)飲んでるのヤバいっすよ」と心配されるようになる。

ついには、健康診断で飲酒量が多いときに値が上昇する肝機能の指標であるγGTが、一般的に40〜60が平均値とされる中、筆者は「2410」という数字を叩き出した。60倍である。

ガンマGPT
戒めとして、今でもX(旧ツイッター)のヘッダーに使っている(筆者撮影)/外部サイトでは写真をすべて見られない場合があります。本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください
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