「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変 悪いのはお酒か、自分の弱さか、コロナか…
アサヒビール(以下、アサヒ)が「今後発売する缶酎ハイの新商品のアルコール度数を8%未満に抑える方針」と、共同通信等の取材に答えたことで、再びアルコール度数が8%以上の缶チューハイ、いわゆる「ストロング系」に注目が集まっている。
29日公開の前編(「アサヒが撤退「ストロング系」はなぜ広がったのか」)ではこれまでのストロング系の歴史を振り返りながら、同社の「健全で持続可能な飲酒文化を目指し、高アルコール商品の展開を控えることにした」というコメントは「負け惜しみでは?」ということを指摘したが、後編ではストロング系にハマった筆者が「酒に飲まれていくまで」の過程を紹介していきたい。
ストロング系を飲むのが楽しみだった日々
かつての筆者は毎晩仕事帰りにコンビニに寄るのが楽しみだった。というのも、毎月のように新たなストロング系のブランドが各社から出ていたからである。
サントリーの「-196℃ ストロングゼロ(以下、ストロングゼロ)」は季節ごとにさまざまなフレーバーが登場。1缶飲めば「ガツン」と体中にアルコールが一気に回り、すぐに酩酊状態に陥ることができた。
また、サッポロの「99.99」は辛口クリアで直接飲むと苦いのだが、アイスクリームコーナーにある森永製菓の「アイスボックス」に入れて飲むと、ほどよい甘さが混ざることで文字通り「ジュース」のように飲めたのだ。
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