現在、Tさんは東京大学の4年生。文科Ⅰ類から法学部に進み、法曹を目指して勉強をされています。
「東大受験で、勉強が好きなことと、目標を持って過ごすことが自分の人生によいと思った」ことでこの進路を選んだ彼女は、現在司法試験予備試験の論文式試験を突破し、1月の口述試験の結果を待っている状態です。
合格したら法曹になり、不合格だったらロースクールに進むそうですが、どちらに転んでも悔いはないだろうとのことで、前向きな生活を送れているようです。
失敗しても人生はやり直せる
「私は一度、自分の選択を後悔し、浪人でやり直すことをしました。だから、東大では最初から自分が望むことをやるように努めてきました。人付き合いも積極的にしてきましたし、この環境で勉強できること自体が奇跡だと思い、勉強にも打ち込んでいます。もし失敗しても、やり直せることを知ることができたので、落ちて法曹になるのが遅れても、なんとかなるだろうと思っています。
私の経歴は恥ずかしい失敗も多く含んでおり、決して人に勧められるようなものではないですが、みなさんにとって、一度選択を間違えてもこんなふうにもがいてなんとか満足のいく結果をつかめることがあるんだ、と勇気を持ったり自分の可能性を信じたりするきっかけになれたら嬉しいです」
「目標が人生を豊かにする」
かつて手のひらからこぼれ落ちた未来を、目の前のことを楽しみながらつかみ直すことができた彼女だからこそ、出会いや今いる環境に感謝し、試験の結果に一喜一憂しない強さを身につけることができたのだと思いました。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら