2浪東大「恋愛こじらせた」彼女を変えた親の一言 現役でも東大は狙える実力だったものの…

✎ 1〜 ✎ 55 ✎ 56 ✎ 57 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

Tさんは神奈川県川崎市に生まれ育ちました。父親は会社員、母親は専業主婦でどちらも大学は出ていたのですが、教育を熱心にするタイプではなかったと語ります。

「地元の公立小学校に通っていたときは、活発でよく授業で手をあげる子どもでした。成績は中学受験をする人に勝てずに上の下くらいだったので、自分の実力を知りたくて『私も受験をしたい』と親に伝えていたのですが、お金がかかるから難しい、ととめられた記憶があります」

そのまま公立中学校に進学した彼女は、さらに成績を上げて、120人いる同級生の中でも10番以内に入る成績をキープするようになります。

「週6~7であるバレー部がとても忙しかったので、授業時間内に内容を理解できるようにしていました。先生が説明したことを授業の時間内に頭の中でまとめて、その後で人に説明できるようにしようと思いながらやっていたのがよかったのだと思います。理科の先生に試験の勉強方法について質問したら、『お前は教科書を読むだけで95点取れる生徒だから(今のままで大丈夫)』と言っていただけたのを覚えています」

「中1〜2は学校の勉強以外してなかった」彼女ですが、中3になってからは高校受験のために人生初めての塾通いも認めてもらい、某大手進学塾で「昔から運動よりも好きだった」勉強に打ち込む生活を送ります。

勉強に熱を入れて、毎日3~4時間睡眠

「もっと前から塾に通っている子たちに成績で勝てなかったので、頑張らねばと思ったんです。3年生の夏休み前くらいまでは学校で授業に出て、部活やって、塾に行って、帰って夜10時から夜中の2〜3時まで鬼のような宿題をやる生活を続けていて、毎日3~4時間睡眠でした。

運動会の練習で倒れてしまい、私の体調を心配した先生にも『塾をやめたほうがいい』と言われたのですが、勉強に関してできないことがある自分が許せなかったので、断って通い続けました」

夏に部活を引退してからは、都内の公立進学校への進学を目指すため、通っていた塾の校舎を神奈川から東京の校舎に移し、より勉強に集中するようになります。

優秀なほかの生徒たちと仲良くなり、勉強にも熱が入る中で、「塾に通えるのが楽しかった」と語る彼女は第1志望に塾から勧められた東京都立日比谷高等学校を設定し、勉強に励みます。しかし、結果は残念ながら不合格。なんとか受かった名門私立女子高校に進学することを決めました。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事