浪人という選択を取る人が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は1浪で東京大学理科1類に合格して進学したのちに、京都大学工学部を受けて、京大にも合格。現在は株式会社ウィルで教育事業に携わっている後藤貴広さんにお話を伺いました。
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東大に入ってから、京大受験を決意する
今回お話を伺った後藤貴広さんは、1浪で東大に入ったものの中退し、5浪の年齢で京大に入り直したという異色の経歴の持ち主です。
彼が東大を辞めた理由は、アメフトにありました。その後なぜ京大を受験したのでしょうか。後藤さんが京大受験に挑んだ理由、浪人生活の話について、深く聞いていきます。
後藤さんは1985年、大阪の平野区に生まれました。幼少期は外で遊ぶよりも、部屋の中でファミコンで遊ぶほうが好きな「インドア側の子ども」だったそうです。
両親ともに高卒の家庭で、幼少期に勉強に関してうるさく言われたことはなく、勉強を意識したこともありませんでしたが、「算数でわからないと思ったことはない」と振り返ります。
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