「心配ばかり」している人が心を強くする4法則 フィットネス界のカリスマトレーナーが伝授

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たしかに悪いことは起こるかもしれませんから、その可能性を無視すべきだとは言いません。自分と愛する人を守るための対策が必要ないとも言いません。私が言っているのは、まだ現実になっていない問題を心配して人生を台無しにしてはいけないということです。

「撃たれる前に血を流すな」という格言があります。取り越し苦労をするな、という意味です。悪いことが起こったら、できるだけ手際よくその状況に対処すればいいのです。しかし、それまでは現在に意識を集中して、目の前の課題に取り組みましょう。

2 解決策を探す

問題が起きたら、問題そのものよりも解決策に意識を向けることが重要です。『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社)という名著を読んだことはあるでしょうか。この寓話は、迷路に入れたネズミの実験をもとにしたものです。

ネズミは数週間にわたって毎日迷路を走り回り、同じ場所でチーズを見つけました。しかしある日、研究者がチーズを動かしたところ、一部のネズミは「誰がチーズを動かしたのか?」と大騒ぎをし、元々チーズがあった場所に行き、壁をひっかき、ぐるぐる回りました。

結局、そのネズミたちはあわてるばかりで、新しい場所でチーズを見つけることができませんでした。

一方、他のネズミたちはまったく違う反応を示しました。予想していた場所にチーズが見つからないので、嗅覚を頼りに別のルートを模索し、新しい場所でチーズを見つけたのです。

あなたはどちらのネズミになりたいですか? 問題に圧倒されてあわてふためくか、自分のスキルを使って解決策を見つけるか?

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