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ライフ #「和食」をイチから考えてみた

賛否両論・笠原さんの食育「のり巻」に込めた思い 和食・料理人の未来、子どもたちの未来を考える

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僕はテレビ番組にもよく出演しているが、行ったら堂々と振る舞うように心がけている。僕の本来の活躍の場ではないかもしれないが、周りの出演者に引けをとらないように見せる努力は惜しまない。

僕の一挙手一投足が、新しい料理人像として、子どもたちや若い世代に記憶されることを願っているからだ。

昔は、ちょっと学校の成績がよくなかったり、素行不良だったりすると、「勉強したくないなら板前の修業にでも行け!」

などと親から言われていた。

とりあえず、調理師やコックにでもなって手に職をつけたら、食うには困らないだろうという考えで、親もそんなことを言っていたのだろう。

でも、それはもう大昔の話だ。

今、料理人に必要なこと

料理人には、自由な発想と応用力が必要だし、食材に関する知識も必要。

自分の料理の魅力や味を伝えるための語彙力も必要。

本当はそれなりに頭がよくないとできない仕事なのだ。

とにかく、料理人にもインテリジェンスが必要とされているのは、間違いないだろう。

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僕自身のことを言うならば、勉強ができたと誇れるほどではないが、料理とその周辺の知識や語彙力を、日々アップデートする努力は怠っていない。和食の魅力、そして和食料理人としての自分の魅力を感じてもらえるように、アピールし続けている。

そういう和食料理人を身近で感じてもらえたら、子どもの将来の夢のランキング に、「料理人」が入ってくるような日がいつか来るのではないかと信じている(いや、そうなってほしいと願っている)。

夢の入り口として、リアルに自分の人生のお手本となるような料理人と出会えることは、子どもの一生を左右するのではないか。僕はそういうことをイメージしながら、今日も和食を作り続けている。

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