賛否両論・笠原家の食卓が「きちんとしてない」訳 「理想の食事」からもっと自由になってもいい

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みんなが揃って食卓を囲む風景というのも、もう昭和のものになった(写真:IYO/PIXTA)
予約の取れない和食店として有名な「賛否両論」店主・笠原将弘さん。50歳の節目に、「和食」への想いを綴ったエッセイ『今さらだけど、「和食」をイチから考えてみた。』より一部抜粋し、3回に渡って掲載します。
第2回は、日本の家族の食卓について笠原さんが考えることです。

時代とともに食卓の風景は変わるもの

焼き鳥屋を営んでいた僕の父親は、基本的に和食派。体にいいからという理由で味噌汁も毎日欠かさず飲んでいた。白いごはんに味噌汁。そして、店の残り物のおかず。これが僕の幼い頃の我が家の食卓の原風景だ。

両親が店の切り盛りで忙しいから、僕は近所に住んでいた祖父母の家でごはんを食べることもよくあった。そのときも基本的には和食。

僕は一人っ子だったし、両親も店のことで手一杯だったから、家族が揃ってごはんを食べることはあまりなかった。だから、アニメの「サザエさん」の家みたいに、みんなが揃って「いただきます」をするという感覚がずっとわからなかった。

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