海外からも熱い視線「料理するくま」の癒やし効果 インスタフォロワー約40万人、レシピ本も人気
ダイニングテーブルでいすに座るくまの前に、まな板やフライパンが次々と流れてきて、器用に野菜を切り、パンだねをこね、フライパンで食材を混ぜて仕上げる。時には食材が宙を舞い、せん切りした野菜が人や動物の顔になるーー。
くまのぬいぐるみが、鮮やかに料理するコマ撮り動画をご存じだろうか? レパートリーは広く、肉巻きの厚揚げ、味噌汁、パスタ、シュウマイ、チョコクロワッサンなど、何でもござれ。くまの指先は使えず腕は短いが、菜箸やへらを器用に操り料理していく。食べようとする場面で終了する動画もある。エンターテインメント性も高く、見る人を飽きさせない。
高校生の娘に勧められて始めた投稿
名前はそのままの「くま」。インスタグラムのフォロワーはなんと40万人(5月上旬時点)。昨年7月にはレシピ本『ぼくはくま、特技はせん切りやねん!!!』も刊行し、企業から宣伝を打診される機会も多いという。
そんなくまの生みの親であり動画を投稿しているのが、大阪府東大阪市在住の主婦「くまのママさん(以下、ママさん)」だ。くまと出会ったのは、9年ほど前。「関西スーパーで、ポイントシールを集め少しお金を足したら、ぬいぐるみを買える企画をしていたんです。ぬいぐるみには興味がなかったのですが、よく行くスーパーだったので自然にポイントが貯まり、試しに買ってみました」とママさん。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら