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ブラックタイガーと春雨のピリ辛煮(写真:『Grace's Kitchen』より)
子供の頃から料理は好き。だけど、その料理を習った経験はないーー。秘書として3つの職場をクビになったあと、43歳で自分のレストランをオープンした香港人シェフのグレース・チョイさん。フェイスブックで100万人のフォロワーを持ち、日本だけでなく、海外でも招待シェフとして活躍するまでになった軌跡。
「自分が知っている中華料理と違う」
「自分が知っている中華料理と全然違うけどおいしい」。数年前、ある大手ホテルでゲストシェフをしていたとき、多くの日本人のお客さんからこういう感想をたくさんもらいました。
日本にはいたるところに中華料理店があるけれど、ひょっとしたら「本物の中華料理」を知らないのでは……そう感じて目下、クラウドファンディングを通じて私のレシピ本を出すプロジェクトを進めています。
実はレシピ本を出すのは初めてではありません。私は過去にも2度ほどレシピ本を出しているのですが、これが私にとってはブランドを構築するうえでかなり役立っているのです。
もちろん、レシピ本を出すのは簡単なことではありませんでした。7年前、香港で小さなプライベートキッチンをやっていたときのこと。もっと多くの人に私の料理を楽しんでもらいたいと思い、フェイスブックのページを開設し、料理の動画を1日1本ずつ公開し始めました(当時、香港ではフェイスブックが最も人気のあるSNSでした)。撮影や編集は夫に手伝ってもらいました。
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鶏肉の蒸し煮 ココナッツ風味(写真:『Grace's Kitchen』より)
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