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PTA界にこだまする「パソコンが辛い」問題 パソコンを使えるばかりに仕事が殺到

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  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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多くのPTA・広報委員会では、パソコンで打った原稿データを印刷所に渡して、年に数回、広報紙(PTA新聞)を発行しています。一昔前までは手書きの原稿でもよかったのですが、結局、あとで印刷所の人が文字を打ち込み直すので、最近ははじめからパソコンで原稿を打って、印刷所にデータを渡すやり方が主流になってきたのです。

パソコンを使える人、使えない人ともにげっそり

すると、以下のような不満の声が噴出することに。

「広報委員の仕事は原稿書きだけではないんですよ。原稿チェックや、完成した広報紙を折る作業など、パソコンを使えない人でもやれることはあるんだけれど、『私、パソコンできないから』と言って、だんだん(委員会の)集まりにすら来なくなっちゃう。だから結局、ほとんど作業をパソコンを使える人だけでやることになってしまうんです!」

「担当した分の原稿作りが終わってホッとしていたら、パソコンをできない人の手書き原稿を打ち込む仕事がまわってきました。せっかく早く終わらせたのに、むなしい…」

広報委員だけではありません。PTA全体を取りまとめる「本部」や、その他の委員会の活動でも、「パソコン絡みのモヤモヤ」はつきものです。

たとえば、こんな声もありました。

「ある委員会で一緒になった人から『パソコンを教えてほしい』と頼まれて引き受けたのですが、おしゃべりばかりで進まない。そもそもパソコンも持っていない……。ファミレスで朝から4時間も拘束されましたが、何がしたいのかがわからず、一度で懲りました。最終的に、その人が担当する書類は手書きで発行してもらいました」(猫紫紺さん)

ただし、ストレスを溜めているのは、パソコンを使える人だけではありません。使えない人の側にも、モヤモヤ感はあるのです。

「何かやりたいとは思うけれど、できることがあまりないので申し訳なく感じる。けれどそもそも、私はジャンケンで負けて引き受けただけだから、パソコンができないことについて文句を言われても困る!!」

パソコンを使える人も、使えない人も、どちらも不幸な状況のようです。

さて、この「パソコン業務集中問題」は、どのように解決すればよいのでしょうか。

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【手書きにはこんな利点が!】

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