PTA界にこだまする「パソコンが辛い」問題 パソコンを使えるばかりに仕事が殺到

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パソコンを使える人はしばしば「パソコンを使えない人が悪い」というような言い方をしがちですが、これもある意味、一方的な話です。仕事の偏りがどうしても我慢できないのであれば、思い切って「手書きを前提にしてしまう」のもいいのではないでしょうか。

手書きにはこんな良さもある!

たとえば広報紙は、手書き前提だって作成可能です。以前は手書きで印刷所に入稿していたわけですから、今だって頼めばOKしてもらえるはずです。多少費用が上がるかもしれませんが、そこは割り切ってもいいのでは。あまりにも高い場合は、発行をやめるか、発行回数を減らすことを考えてはどうでしょうか。

あるいはいっそ、「完全に手書きの広報紙」を発行してしまうという手もあります。

実際に、ブロガー&漫画評論家の紙屋高雪さん(『町内会は義務ですか?』著者)のPTA・広報委員会では、通常の広報紙(印刷所に発注するもの)とは別に、「手書きの広報紙」を発行したそうです。

「内容は、先生たちに『小さいころ給食のメニューでどんなものが好きだったか』とか『どんな教科が好きだったか』をアンケートして、今の子どもたちの答えと比較するというものでした。公平にみて、こちらの手書きの方がはるかに面白かったです」

実は、この「手書き広報紙」を作成したメンバー(広報委員30人中の5人)は全員パソコンを使える人だったそうですが、「それでも敢えて手書きにする」という選択だってあるわけです。

書記の人が作る議事録や、保護者へのお手紙だって、手書きでも十分に目的は果たせます。

都内の小学校でPTA書記を務めるreptaさんは、このように話します。

「お手紙は『読めればいい(内容が伝わればいい)』んです。去年のお手紙の一部を修正テープで消して、手書きで直して印刷すれば、それで問題はないですよ。みんな『パソコンじゃないとダメだ』って思いすぎていますよね」

あるいは逆転の発想で、「業務集中」をより徹底させて、「専門の役職を作ってしまう」という方法もあるでしょう。

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