食道がん「のどの違和感」が出る前に見つける方法 耳鼻科で異常なしの場合、次の行動が重要に

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そして体力と同じくらい必要となるのが、お金だ。

免疫チェックポイント阻害薬など効く薬の登場もあって、昨今のがん治療は高額化している。しかもこうした薬は年単位で継続する必要がある。長く生きられるようになったからこそ、がん治療による経済的な負担はがん患者や家族に大きくのしかかる。

「がんの経済毒性」が新たな問題に

保険診療や高度療養費制度で自己負担分が減っても厳しいと感じる人は多く、お金がないために治療をあきらめたり、途中で治療をやめたりする人が出てきている。これを昨今は、「がんの経済毒性」と呼び、新たな問題となっている。

「こうした経済毒性を含め、もっとわれわれはがんに備えたほうがいい」というのが、押川医師の「がん防災」主張だ。

「防災とは、災害に対する知識と情報を得て、避難経路をしっかり確保すること。がんでも同じ考え方ができます。昨今は多くの著名人ががんを公表しています。もちろん専門家ではない人の知識を鵜呑みにするのは避けなければなりませんが、それを機にがんやがんの周辺情報についてアップデートすることは大事です」(押川医師)

鈴木 理香子 フリーライター

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すずき りかこ / Rikako Suzuki

TVの番組制作会社勤務などを経て、フリーに。現在は、看護師向けの専門雑誌や企業の健康・医療情報サイトなどを中心に、健康・医療・福祉にかかわる記事を執筆。今はホットヨガにはまり中。汗をかいて代謝がよくなったせいか、長年苦しんでいた花粉症が改善した(個人の見解です)。

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