また、認証を取得するだけでなく、できるだけ高いスコアを獲得・維持することが重要です。スコアは「B impact score」と呼ばれ、B CorpのWEBサイトで認証企業の点数を確認できます。
オールバーズを上回ったCFCL
B Corpは近年、環境負荷が問題となっているアパレル業界でもポピュラーになり、ラグジュアリーからスポーツ/アウトドアまで取得企業が増えています。
そのような中、クロエやオールバーズなど名だたるブランドを抑え、パタゴニアに次ぐ高スコアを獲得している「日本発のブランド」があります。
CFCLは、2020年に代表兼クリエイティブディレクターの高橋悠介さんにより設立されたスタートアップです。
ブランド名は「Clothing For Contemporary Life」の頭文字から来ており、デザイナー個人の美意識を表すファッションではなく、「現代を生きる人々の道具としての衣服」というコンセプトでデザインされています。
高橋さんは文化ファッション大学院大学修了後、三宅デザイン事務所にてデザイナー経験を積んだのちに独立しました。
2021年の「毎日ファッション大賞新人賞」や「FASHION PRIZE OF TOKYO2022」など、名高いコンテストで近年数々の賞を受賞しています。
CFCLは事業面も大変うまくいっており、立ち上げ3年目で流通ベースの売上は20億円を超え、2024年度には30億円超が視野に入ってきています。
CFCLの売上は数値面でも成長スピードでも、一般的な日本の若手デザイナーズブランドと比較して際立ったパフォーマンスです。
CFCLはラグジュアリースタートアップとして、なぜこのような急成長を遂げることができたのでしょうか。
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