一口にEVといってもその種類はさまざま。基本を知って、EVへの理解を深めよう。

(写真:chesky / PIXTA)
EVシフトの流れが変わり始めた。保護主義の高まりにより資源調達や製造の面で難題が噴出。販売停滞を見据え、欧米勢は投資計画の縮小に動く。
『週刊東洋経済』1月6-13日 年始合併特大号の第1特集は「EVシフト 絶頂と絶望」。アメリカのテスラと中国のBYDがグローバル市場を席巻する中、日本勢はどう動くか。熾烈なEV競争の最前線に迫った。
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電動車は、タイヤが回転して走るための駆動力にモーターを活用する車の総称だ。広義にはEV(Electric Vehicle)を指す。EVとは電気を動力に変換して動く、電気でモーターを駆動する車のことだ。
EVはBEV(Battery EV)、HEV(Hybrid EV)、PHEV(Plug-in Hybrid EV)、FCEV(Fuel Cell EV)の4種類に分けられる。
一般的にEVというとBEVを指すことが多い。BEVは搭載バッテリーに外部から充電し、その電気でモーターを動かす。エンジンなどが不要のため、部品点数はガソリン車の約3万点に対し、BEVは約2万点へ減るという。
HEVに充電口はない
モーターと、ガソリンやディーゼル燃料を使うエンジンとを組み合わせて走行するのがHEVだ。外部から充電する機能がなく、モーターに使う電気は基本的にエンジンが発電することで得ている。そのため、車に充電口はない。
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