他社との最大の違いとは。

まもなく米ラスベガスで最新の試作車が発表される(撮影:梅谷秀司)
EVシフトの流れが変わり始めた。保護主義の高まりにより資源調達や製造の面で難題が噴出。販売停滞を見据え、欧米勢は投資計画の縮小に動く。
『週刊東洋経済』1月6-13日 年始合併特大号の第1特集は「EVシフト 絶頂と絶望」。アメリカのテスラと中国のBYDがグローバル市場を席巻する中、日本勢はどう動くか。熾烈なEV競争の最前線に迫った。
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2023年秋に開催されたジャパンモビリティショーにソニーグループの吉田憲一郎CEOの姿があった。
ソニー・ホンダモビリティの川西泉社長(ソニー出身)や岡部宏二郎専務(ホンダ出身)と談笑した後、吉田CEOは外資系自動車メーカーのブースに足を運び、他社の幹部らとも言葉を交わした。複数の日系メーカーも訪れた。
多忙を極めるグループCEO自らトップ外交に注力する背景には、ほかのEV(電気自動車)にはないアフィーラの特徴がある。
アフィーラはソニーとホンダが共同で開発を進めるEVブランドの総称だ。新型車は25年に受注を開始し、26年に米国での納車開始を目指している。米クアルコムの高性能チップを搭載し、レベル3までの自動運転機能を備える。
「ユーザーがいじり倒せるものにしたい」
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