有料会員限定

投資家必見! 「EVシフト」で話題の有望25銘柄 全固体電池、パワー半導体、ギガキャスト……

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
拡大
縮小

有望分野は多岐にわたる。

東証アローズの電光掲示板
(写真:Ystudio / PIXTA)

特集「EVシフト 絶頂と絶望」の他の記事を読む

EVシフトの流れが変わり始めた。保護主義の高まりにより資源調達や製造の面で難題が噴出。販売停滞を見据え、欧米勢は投資計画の縮小に動く。
『週刊東洋経済』1月6-13日 年始合併特大号の第1特集は「EVシフト 絶頂と絶望」。アメリカのテスラと中国のBYDがグローバル市場を席巻する中、日本勢はどう動くか。熾烈なEV競争の最前線に迫った。
週刊東洋経済 2024年1/6・1/13年始合併特大号(EVシフト 絶頂と絶望)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年1/6・1/13年始合併特大号(EVシフト 絶頂と絶望)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

株式市場で注目を集めるEV関連銘柄にはどんなものがあるか。全固体電池や駆動系の主要部品であるeアクスル、インフラ構築など有望な分野と関連銘柄の主なものを下表にまとめた。

直近で株価材料としてもてはやされることが多いのは「ギガキャスト」だ。

ギガキャストとは、車体など大型の部品を一体成形する「次世代の鋳造技術」のこと。大幅な製造コスト削減などが図れることからEV大手のテスラがすでにこの技術を採用している。トヨタ自動車も2026年に投入するEVでの採用を検討している。

ダイカスト(鋳造製品を造る技術)専業メーカーのリョービは、新たにギガキャストに対応する超大型マシンの導入を決定。25年3月から車体などの大型のアルミ鋳造製品を生産する予定だ。

DMG森精機はテスラへ納入

マシニングセンターなどで最大手格のDMG森精機は、テスラへ「5軸加工機」を納入している。ギガキャスト技術で造った部品に穴を開けるなど緻密な後工程で使われている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
EVシフト 絶頂と絶望
EVシフト 中国・米国・欧州「3大市場の最前線」
テスラ&BYDが市場席巻、日本勢はどう動くか
テスラとBYDを筆頭に新興企業が台頭するが…
BEV、HEV、PHEV… ガソリン車との違い…
世界販売台数は「年間100万台」の大台を突破
テスラ車のタッチパネルにサンタクロース?
2026年にアメリカ市場への新型車投入を狙う
「動きの素早い魚が緩慢な魚を食べる」
トヨタもホンダも従業員を1000人近く削減
「2022年はEVへ多大な希望。今や熱は冷めた」
2035年にハイブリッド車が販売禁止になる州も
ショルツ政権は購入補助金の終了を"前倒し"
全固体電池、パワー半導体、ギガキャスト……
ハイブリッド車が牽引し足元の業績は過去最高
2040年までに新車販売をすべてEVとFCVに
世界販売台数は2017年度をピークに減少が続く
株価指標は決算絶好調のトヨタ自動車に比肩
局地戦に勝機、スモールメーカーの生き残り策
アイシン、デンソー、豊田合成、マレリ……
中国メーカーが締め出され、韓国勢が躍進
巻き返しのチャンスが到来しているが……
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内