自己紹介で肩書を話す人が犯している致命的ミス 自分の魅力を最大化する「はじめましての言葉」

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自己紹介は、自分という「商品」を紹介することだといえます(写真:jessie/PIXTA)
「株式会社●●の山田太郎と申します。出版社で営業をしています」。プライベートでも、こんな自己紹介をしていませんか。
「自己紹介に正解はないけれど、これは残念な自己紹介。なぜなら、全然印象に残らないからです」
そう語るのは、元博報堂の名コピーライター、かつコミュニケーションコンサルタント・ひきたよしあき氏。
本稿では、『雑談が上手い人が話す前にやっていること』より、効果的な自己紹介が身につく方法を一部抜粋・再構成してお届けします。

自分が「何者なのか」はっきり説明できない人が多い

セミナーや授業で「自分の肩書を入れずに自己紹介してください」と投げかけると、途端に自己紹介できなくなる人がけっこういます。

所属している会社や部署のことを語らずしては、自分のことが語れないのです。これは、結構大きな問題だということに気づいてほしい。

特に、プライベートのちょっとした雑談のシーンでこういう自己紹介をしている人は、もったいないと思います。

雑談では、あなたの肩書ではなく、人となりや、「最新のあなた情報」を凝縮したものが自己紹介であるべきですから。

自己紹介は、新しく出会った人とするものです。

久々に会った人とは、2度目の自己紹介をするかもしれません。

フォーマットに当てはめたような、ありきたりな自己紹介をしてしまうと、最低1回は損をしていることになります。

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