自己紹介で肩書を話す人が犯している致命的ミス 自分の魅力を最大化する「はじめましての言葉」
情報がストックされてくると、自分がどんなことに興味を持っているのか、どんな言葉に心を動かされやすいのかなどが見えてきます。
それが、将来あなたが雑談などで使うかもしれない話のタネとなります。
先日、ある人と話をしていたときに、ハッとする言葉に出会いました。
「笑顔とは、あふれ出た『イイね』の気持ち」
おー、名言! 心に響いたので、さっそくメモさせてもらいました。
ちなみに、同じようなことを表現しようとして、こう言っていたらどうでしょうか。
「笑顔とは、にこにこと笑った顔です」
こちらだと、心に響いてきません。そりゃそうだよね、という感じでしょうか。この2つの言葉、違いはどこにあるのでしょうか。
自分らしい言葉を使ったほうが相手に届きやすい
→「笑顔」の意味を、自分らしい言葉(個性的な表現)に置き換えている
→ただ笑顔の意味を説明している
単に、意味を説明したり解説したりするよりも、自分らしい表現で伝えたほうが、より相手の心に伝わりやすいということです。
では、「自分らしい言葉」をどうやって見つければいいのでしょうか?
ひとつコツがありますので、紹介します。
それは、あるテーマを「言葉のマグネット」にして、自分の思いや言葉を集めるという方法です。
谷川俊太郎さんの詩に「生きる」という作品があります。
「生きているということ」
からはじまり、谷川俊太郎さんが「『生きる』とは、どういうことなんだろう?」と思ったことが、たくさん書かれている詩です。
私は、これにならって、大学で教えている学生たちに、「あなたにとって、『生きる』とはどういうことか」を書いてもらいました。
すると、こんなにいろんな答えが集まりました。
・誕生日がくること
・推しがいること
・誰かと笑いあえること
・知らないものに出会うこと
・自分の機嫌を自分でとること
・写真が増え続けること
・「会いたい」と思うこと
・日常に戻るということ
などなど、たくさんの「生きる」ことへの解釈が出てきました。辞書の意味とは、どれも違います。
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