自己紹介は「私はこんな人間です」と相手に伝えることが目的ですが、超一流は、それを唯一の目的にしていません。自己紹介によって、新たな人間関係が生まれることを意識しています。
「私はA大学を卒業して、今はBという会社で働いています。よろしくお願いします」
これが仕事ができない人の典型的な自己紹介です。出身大学や在籍する会社を語るだけでは、どんな人物なのか、相手に伝えることはできません。これでは自己紹介の本来の目的すら果たしていませんが、じつは日本人にもっとも多いのがこのパターンです。
できる人は過去や現在を語らない
それなりに仕事ができる人は、経歴だけでなく、自分を知ってもらうための情報を付け加えます。
「現在、C市に住んでいて、小学5年の女の子と、中学2年の男の子がいます。ゴルフが趣味で、ハンデは15です。今度ぜひ、ご一緒してください」
自分の情報を具体的に出して、相手にわかりやすく伝えようとしています。これでも悪くはありません、超一流は「話を聞いた人たちを考えさせる」ような情報を盛り込むことで、相手を巻き込んでいます。
超一流の場合は、「現在、C市に住んでいて、小学5年の女の子と、中学2年の男の子がいます」の後に、こんな話を続けます。
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