一流選手はなぜボールが「止まって」見えるのか 大谷選手も活用する「あるアイテム」とは?
「ボールが止まって見えた」打撃の神様
スポーツ選手から「ゾーンに入った」という言葉を耳にすることが最近増えています。
ゾーンとは、究極の集中力を発揮している短期集中力の理想形です。
最近ではサッカー日本代表の冨安健洋選手が、ABEMA「スポーツタイム」の番組インタビューで、歴史的快勝をおさめたドイツ戦での素晴らしい活躍を振り返り、「おそらくゾーンに入っていた」ということを語られていました。
古くから知られているゾーンのエピソードと言えば、プロ野球の選手で“打撃の神様”と呼ばれた川上哲治さんの「ボールが止まって見えた」ではないでしょうか。
川上さんは極度のスランプに陥ったとき、練習場で打ち込みの特訓をしていました。悩みを忘れて、無我夢中でボールを打ち返しているうちに、ボールが止まって見える感覚を得ました。
その集中力はすさまじく、気づくと時間がものすごくたっており、ヘトヘトになった打撃投手の「もう勘弁してください」の言葉でようやく我に返ったと言います。
この特訓後に川上さんはスランプを脱し、翌年にはその後35年間にわたって破られないセ・リーグの打撃記録を樹立します。
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