「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

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④好きな場所で働ける

フリーコンサルタントの場合、原則リモートワークの案件が多く、働く場所も自由に選べます。「週1回」「月1回」など定期的な対面でのミーティングが入ることもありますが、そのような条件に対応できれば、どこで働いてもOK。地方に住みながら、仕事をする事も可能です。

なかには、配偶者の海外転勤などが理由で、外国に住みながらフリーコンサルタントとして働いている人もいます。時差が小さく、チームとタイムラグのないやりとりが可能であれば、クライアントの許可を得て海外からのリモートワークもしやすいでしょう。

フリーコンサルのデメリット

①案件を獲得するのが大変

フリーコンサルタントが収入を得るには、案件を獲得するためのアクションが必要です。ファーム時代に築いた人脈を利用する場合は、自らセールスをしなければならないので、当然相当な労力がかかりますし、案件を紹介してくれる案件マッチングサービスを利用しても、ただ待っているだけでは仕事を獲得できません。

例えば、コンサルタントとしてのスキルをアピールするための書類を作成したり、面談の場で自分を売り込んだりといった営業活動が必要となります。いずれもファーム時代には必要のなかったアクションであるため、人によっては大きな負担を感じるでしょう。

②案件がない・稼働できないときの補償がない

フリーコンサルタントになったからといって、必ず案件を獲得できる保証はないので、継続的に仕事ができるかどうかは、その人次第です。また、会社員と違って病気やケガで働けなくなったとき、一般的に、公的保障は受けられません。

仕事がない時期は当然、コンサルタントとしての収入はなくなるため、フリーランスには常に、経済的に不安定になるリスクがつきまといます。特に受注できる案件の幅が狭い場合や、特定の顧客の案件に頼っている場合などは要注意です。

加えて、フリーランスは不景気や業績悪化の影響を受けやすく、エントリーできる案件が少なくなったり、継続していた仕事が突然なくなることも想定しておかなければなりません。

そのため「今後も仕事があるだろうか」「病気になったらどうしよう」といった不安による精神的負担を大きく感じる人もいるでしょう。

対策としては、病気やケガをしたとき減少した収入を補填できるフリーランス向け所得保障保険に加入する方法が考えられます。

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