「履歴書の"ダメな自己PR"」でバレる!雇ってはいけない「危ないコンサル」の特徴

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履歴書をチェックする採用担当者
 コンサルタントの採用に失敗しないために、「危ない履歴書にありがちな自己PR」について解説します(写真:photobyphotoboy/PIXTA)
ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め、経営コンサルタントとして「40年の実績」を有し、「企業のDX支援」を多く手がけている大野隆司氏。
この連載では大野氏が自身の経験や大手・中小企業の現状を交えながらDXの効果が出ない理由、陥りやすい失敗、DXの将来性について語る。
今回は「雇ってはいけない『危ないコンサル』の見分け方」を解説する。

最初にひっかかったのは「自己PR」

前回の記事(「雇ってはいけない"危ないコンサル"」を見抜く3つの重大注意ポイント)では、コンサルタント経験者から企画やマネジメントを担う即戦⼒を採用する際の注意ポイントを述べました。

今回は「危ない履歴書にありがちな自己PR」について、追加で述べたいと思います。

(前回の記事公開直後に)登場いただいたAさんとお話しする機会があったので、Aさんに「履歴書のどこに違和感を抱いたのか?」をもう少し伺ったところ、「マネージャーに昇進していながらすぐにフリーランス・コンサルタントになっていた点とかいくつかあるのだけれども、最初にひっかかったのは自己PRかな」とのことでした。

たしかに職務経歴で自己PRを記載されている応募者は多いですし、なかにはわざわざ「私の3つの強み」といった具合に独立して記述されている人もいます。

コンサルタント(に限らないでしょうが)の自己PRを読んで、ポジティブな興味が高まるということはほとんどありません。

そこには、「リーダーシップ」「協調性」「粘り強さ」「高いコミュニケーション力」などなど、目新しさもない単語が並ぶケースも少なくありません(目新しければいいというわけではありませんが)。

ただ、「危ないコンサルタント」を見極めるヒントとしての使い道もあるのです。

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