特定の組織に属さず、個人がその能力やスキルで仕事を請け負う「フリーランス」という働き方が、日本にも徐々に定着し始めています。
フリーランスとして活躍できる職種はますます増加していますが、そのなかでも、今注目なのがフリーランスコンサルタント(フリーコンサル)です。本稿では、コンサル業界を熟知する浴野真志氏、高倉諒一氏が上梓した新刊『フリーランスコンサルタントの教科書』より、フリーコンサルの実態について解説します。
フリーコンサルタントという働き方に興味を持った人にとって、非常に気がかりなのが「本当に仕事が得られるのか?」という点でしょう。
当然ながら、独立後、案件を獲得できるかどうかは、その方のコンサルタントとしての経験やスキルに寄るところもあり、一概にどうとはいえません。しかし、1ついえるのは、近年、フリーコンサルタントの需要は確実に伸びているということです。
コンサルティング市場は拡大傾向
コンサルタントとして働いている方であればご存じでしょうが、2010年代より、コンサルティング業界は急激な拡大を続けており、2021年度の国内市場規模は1兆5761億円にのぼります。
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